ゴルフスコアについて

これからゴルフを始める方の中には、『ゴルフはいろいろと用語があって難しそう』と思っている方も少なくないと思います。ここではゴルフスコアに関する用語を説明していきたいと思います。

ゴルフには審判がいません。スコアは自己申告にて管理します。最初のうちはプレーに必死で打数を忘れることもよくあるので不安な方はゴルフショップで数を数えるカウンターを購入しておきましょう。

打数を記入するスコアカードは大抵の場合、ゴルフ場のスタート室に置いてあります。スコアカードにはHOLE(ホールの番号)、HDCP(難易度、数字が少ない方が難しいホール)、PAR(規定打数)、YARDAGE(距離)などが書かれています。

スコアカードにはまず自分の名前を一番前に書いて、続けて同伴競技者の名前を書きましょう。ゴルフのプレーが進み、ホールが終了したらその都度各ホールの欄に自分のスコアと同伴競技者のスコアを記入していきます。スコアが少なかった人から次のホールのティーショットを打つことができます。同伴競技者と互いに確認しながらスコアに間違いがないように記入しましょう。

またスコアを書く欄のすぐ横に小さく点線で区切られている場所があります。そこにはパターの打数を書いてパターの打数を把握しスコアアップに繋げていきます。

ゴルフは合計スコアの少ない方が勝ちになります。
アマチュアはどうしても実力差が出やすくなってしまうので多くの場合『新ぺリア方式(ダブルペリア)』という方式でハンディキャップをつけてプレーをより面白くします。

新ぺリア方式では12のハンディキャップ用ホール(隠しホール)を設定します。隠しホールはパーの合計が48になるように設定されます。

具体的な計算方法は隠しホール12の合計打数に1.5を掛けて、その数から72を引いて0.8を掛けた数字をハンディキャップ数として算出し、その数を実際のスコアから引きます。

ハンディキャップ用ホール(隠しホール)はプレーヤーには明かされないので結果発表まで誰が勝ったかわからないようになっています。

ゴルフは1ラウンド18ホールの合計スコアを競います。
ゴルフコースは一般的にアウトコース、インコースに分かれており1~9番ホールがアウトコース、10~18番がインコースと呼ばれます。

ゴルフでは各ホールに規定打数があり、これをパーと呼びます。
一般的にパーの数は18ホール合計で72になります。(ゴルフ場によっては70や71のところもあります)

パー・・・規定打数ちょうどの場合はパーといいます。

ボギー(＋1打)・・・ホールの規定打数よりも1打多く打つとボギーといいます。

ダブルボギー(＋2打)・・・ホールの規定打数よりも2打多く打つとダブルボギーといいます。

トリプルボギー(＋3打)・・・ホールの規定打数よりも3打多く打つとトリプルボギーといいます。

バーディ(－1打)・・・ホールの規定打数よりも1打少ないとバーディといいます。

イーグル(－2打)・・・ホールの規定打数よりも2打少ないとイーグルといいます。

アルバトロス(－3打)・・・ホールの規定打数よりも3打少ないとアルバトロスといいます。

ホールインワン・・・1打目でカップインした場合ホールインワンといいます。

ゴルフでは打罰が課せられる場合があります。
ここではその種類について紹介します。

• OB(1打罰)・・・プレー区域外(白杭の外)にボールが出た場合。ティーショットでOBを打った場合には1打罰で次回3打目でティーショットを打ち直します。ローカルルールでは特設ティから4打目を打つことが可能になる『プレイイング4(前進4打)』が適応される場合があります。
  ティーショット以外でOBになった場合は、1打罰を加えてボールを打った場所から打ち直します。
• 池ポチャ(1打罰)・・・池ポチャ(ウォーターハザードに入る)になった場合1打罰になります。
  ボールが池を横切った地点とピンを結んだ後方線上の地点を基点として、その後方線上で打つ、その周辺でドロップして打つ、もしくは元の位置から打ち直すことになります。
• ロストボール(1打罰)・・・ゴルフボールを無くすことをロストボールと言います。
  ボールを探せる時間は3分間で時間内に見つからないとロストボールとなり1打罰で元の位置から打ち直しになります。ただしローカルルールではロストした周辺から打ってもよいことになっている場合が多いです。
• バンカー内で砂にクラブが触れる(2打罰)・・・バンカーにボールが入った場合、ボールを打つ前に素振りや構えた時にクラブが砂に触れると2打罰になります。手で砂に触れた場合にも同じく2打罰が課せられます。

ゴルフスコアは自分で管理しなければいけません。しっかりとルールやマナーを覚えて間違いの無いようにプレーしましょう。

ゴルフ場によってローカルルールが適用される場合があるので事前にルールを確認しておきましょう。